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<会よりお知らせ>
追悼
加藤 郁 さん
私たち「改憲とあらゆる戦争法に反対する市民ネットワーク21」(略称 反改憲ネット21)の世話人のお一人、加藤郁さんが、今年四月一日にご逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。
加藤さんは、1999年夏に、反改憲ネット21をつくるにあたって世話人をお願いしたときに快諾してくださり、以後、一昨年に病床に伏されるまで、集会や世話人・事務局会合の度に必ず足を運んでくださり、反改憲ネット21の発展のために尽力してくださいました。
加藤さんは、戦後まもなくから日本教職員組合(日教組)の役員となって労働組合運動に携わり、教師を退職されてからも東京都退職婦人教職員連絡協議会会長(2000年退任)として反戦・平和を訴えてこられました。反戦・平和に全身全霊を注ぎ込まれた半生でした。
外見は華奢で小柄でしたが、いつも壇上に立たれると、背筋をピンと伸ばして、どこからそんなにでるのだろうと思うくらいのよく通る大きな声で発言される姿が印象的でした。加藤さんの平和への強い願いと信念とが常に力強く伝わってきて、自分もがんばらねばとおおいに励まされました。
加藤さんは、千葉県にお生まれになり、千葉女子師範学校(現在の千葉大学)を卒業されて1934年(昭和九年)から教壇に立たれていたそうですが、戦争で弟さんお二人が戦死され、空襲でお母さんと弟お一人を亡くされたことから、二度と戦争をくり返してはならないと固く決意されたそうです。その固い決意は、肉親を戦争で失った悲しみの深さと、その戦争に教師として協力してきたことへの痛みではなかったかと思います。加藤さんが、ことあるごとに戦後憲法を変えさせてはいけないということとともに、戦前のような教育を二度と行ってはいけない、と訴えておられたのは、そのような思いがあったからではないかと思います。ご自身からお話しを伺うことがかなわなくなったことが残念でなりませんが、私たち反改憲ネット21事務局は、加藤さんの固い決意を受け継ぎ、これからもさらにがんばっていく決意です。
尚、反改憲ネット21事務局が加藤さんのご逝去を知りましたのが4月下旬でしたが、会員のみなさまへのご報告が遅くなり、申し訳ありませんでした。深くお詫びいたします。
<会概要>
正式名称:改憲とあらゆる戦争法に反対する市民ネットワーク21
(略称:反改憲ネット21)
設立:1999年9月1日
目的:
1999年7月に国会に憲法調査会を設置することが法制化され、改憲の動きが高まるなか、日本が再び戦争への道を歩むことを許さないという立場から、改憲とあらゆる戦争法の制定・発動を阻止するための運動をすすめています。
とくに21世紀を担う若い世代に運動を広げることに重点を置き、様々な活動をおこなっています。
主な活動:
・“だべりの会”、「みんなで憲法を語ろう会」などのつどいの開催。
・会報として、『反改憲ネット21通信』(概ね月1回)、『だべり』(反改憲ネット21通信増刊号)を発行。
・様々な団体・個人との交流。
世話人
弓削 達(東京大学名誉教授・フェリス女学院大学元学長)
元山 俊美(PKO違憲訴訟の会・ABC企画委員会常任議長)
加藤 郁(東京都退職婦人教職員連絡協議会元会長)
石上 正夫(ジャーナリスト・東京空襲を記録する会)
<会規約>
構成
1.本会は会員から構成される。
2.本会に世話人会。事務局をおき、これが会の運営にあたる。
資格
本会の目的に賛同し、会費を納めた者とする。
意志決定
会の運営等は世話人、事務局の会合において決定する。
会計
1.会の財政は、会員の会費、カンパ等によって賄う。
2.会費は年会費一口1,000円とする。
3.会計報告は、年度末に世話人、事務局の会合において監査し、会員に行う。
付則
この会則は、1999年9月1日より発効する。 |