午後1時30分過ぎに開会。最初に枝さんが30分ほどお話しをして下さいました。
枝さんは、十五年戦争によって暗いくらい青春時代を過ごさざるをえなかったこと、特に「南京陥落」以降、経済統制がますます強くなり、生活物資が乏しくなって苦しい思いをされたこと、また、お兄さんの友人が横浜事件で逮捕され、特高から過酷な拷問を受けたことがもとで精神障害に陥ってしまったこと、さらに、敗戦直前には宇都宮(栃木県)で空襲を受けて焼け出され、大変な目に遭われたことなどをお話ししながら、軍隊は決して国民を守ってはくれないこと、有事法制を絶対に許してはいけないことを訴えられました。
そして、つづく参加者を交えての〃だべり〃では、枝さんがこれまでかかわっていらしている原発反対運動のことやPKO違憲訴訟のことに触れながら原発や核兵器の恐ろしさ、司法の問題などについてもお話しして下さいました。
また、この日は、物心がついた頃から軍国主義教育を受けて育った方、幼少の頃に中国大陸にわたり戦場での体験もされた方も参加されて、お話しが弾みました。
一口に戦争体験世代といっても、どのくらいの年齢の時に・どこで・どのような体験をされたかで戦争や当時への思いは様々であること、そして、日本が十五年戦争に突入していくにつれて学校教育も様変わりしてきた当時の状況は、ちょうどいま、学校で「日の丸・君が代」が強制されたり、「つくる会」の教科書が採択されたりしている状況と酷似していることなどが浮き彫りにされました。
あらためてこんにちの時代状況が「新たな戦前(中)」にあること、そして、有事法制や憲法の改悪を絶対に許してはいけないという思いを強くした3時間半でした。